皆さんこんにちは。エイチアンドエヌの大隅です。
最近、2つ目の居住場所を探す人も多くなっており、
別荘やセカンドハウスを検討しているかたも多くなってきております。
そのため、別荘とセカンドハウスの違いを理解することは重要です。
どちらも第二の家として使用されることがありますが、その用途や特徴には重要な違いがあります。
この記事では、別荘とセカンドハウスの違いを解説し、
どちらがあなたのニーズに合うかを考察します。
結論から申し上げますと、
セカンドハウスが税制優遇をうけれる「生活に必要なもの」で
別荘は「日々の生活から現実逃避をするための場所」になります。
この記事でわかること
- 明確にセカンドハウスと別荘の違いがわかります。
セカンドハウスは通常、都市部に位置しています。
これにより、所有者は通勤可能な距離にあり、別荘と違って、気軽に通年で利用することができます。
都市との近接性がセカンドハウスの特徴の一つです。
セカンドハウスは、仕事の週末や短期滞在に最適で、都市の生活とのバランスを取るために使用されます。もう一つの拠点というカウントをされるため、生活必需品とみなされます。
そのため、税制優遇を受ける事ができます。
なので別荘と比べてセカンドハウスは手が届きやすいイメージを持たれるかたも多いです。
近年、コロナの影響や、技術の進化により、仕事の場所に拘束されない柔軟な働き方、
具体的にはリモートワークやテレワークが普及しており、郊外で働く働き方に着目されています。
特に、30代から40代の中間世代がこの傾向に特に関心を寄せています。
参考記事:https://www.chisou.go.jp/iikamo/column/column24.html
この背後には、リゾート地にバブル期に建設された不動産物件が、年月が経過し価格が下がった後、
改装されて再販売される事例が増えていることも影響しています。
これらの物件は、セカンドハウスとして利用するに適しており、
働き盛りの中間世代に手頃な価格帯で購入しやすくなっています。
従来、セカンドハウスは比較的余裕のあるシニア世代向けのものとされてきましたが、
最近では働き方の変容やリゾート地の不動産市場の変動により、
中間世代からのセカンドハウスへの需要が高まっています。
セカンドハウスは、税金の一つである固定資産税がかかります。
ただし、この税金にはセカンドハウスを持つ人々に対して特別な軽減措置があります。
これは、セカンドハウスが住宅として使われる場合に適用されます。
固定資産税は、セカンドハウスの土地や建物にかかる税金で、毎年課税されます。
しかしセカンドハウスが小さな住宅用地であれば、税金が通常よりも軽くなります。
また、新しく建てたり特別な条件を満たす住宅用地の場合にも、税金が軽減されることがあります。
要するに、セカンドハウスを持つ人たちにとって、税金が少なくなる特別なルールがあることがあるのでしっかりと確認しましょう。
ただし、このルールは地域によって異なることがあるので、注意してください。
セカンドハウスで税制優遇を受けるには、いくつかの条件が必要です。
1. 居住用の家屋であること
セカンドハウスは、住むための家として使われる必要があります。
単なる投資物件ではなく、実際に滞在する場所として使われることが条件です。
2. 特定の人の利用であること
セカンドハウスは特定の人によって使われる必要があります。
これは家族や所有者の友人による利用が含まれます。
一般の不特定多数に貸し出すことは優遇の対象外です。
3. 年間を通じて毎月1泊2日以上の利用があること
セカンドハウスは年間を通じて頻繁に利用される必要があります。
毎月少なくとも1泊2日以上の滞在があることが求められます。
セカンドハウスを契約したら、所在地の都道府県税事務所に60日以内に申請を行う必要があります。
60日以内に申告をすることで不動産取得税の軽減措置をうけることができます。
毎月、市区町村役場にセカンドハウスの滞在情報を提出する必要があります。
これにより、実際に利用されていることが証明されます。
具体的な申請方法や必要書類は、地域や自治体によって異なるため、
購入前に所在地の自治体で確認することが重要です。
セカンドハウスには追加のお金がかかる
セカンドハウスを持つと、普段の家の費用に加え、セカンドハウスでの生活に必要なお金がかかります。
具体的には、新しい家具を買ったり、電気や水道、そしてネットの料金を支払ったりします。
特に水道光熱費は、ほとんど使わなくても基本料など同じ金額を支払わなければいけないのですこし厄介です。
セカンドハウスのお手入れ代もかかる
不動産を持つと、毎年お金を払わなくてはならないものがあります。
また、セカンドハウス、特に一軒家の場合、家の修理などが必要になります。
セカンドハウスは通常、ほかの家よりも長い間空いていることが多いので、建物が傷むことがあります。
また、セカンドハウスでのセキュリティや敷地のお手入れにもお金がかかることがあります。
マンションを持っている場合でも、管理費や修繕のお金、室内のお手入れ代が必要です。
これらのお金を考えると、セカンドハウスを持つ場合、あまり長い間使わない場合は、
購入ではなく借りることを検討するのが賢明かもしれません。
普通の住宅ローンは使えない
セカンドハウスを買うとき、普通の住宅ローンはほとんど使えません。
なぜなら、住宅ローンは普通の住まいを買うために使うものだからです。
セカンドハウスを買う場合、通常はセカンドハウス専用のローンを使います。
このローンは、普通の住宅ローンよりも条件がきびしいことが多いですが、条件に合えば使えます。
セカンドハウスローンと通常の住宅ローンの違いは、2つのポイントにまとめられます。
- 購入対象の違い
- 通常の住宅ローン: これは、生活のための家を買うときに使うお金の借り方です。つまり、自分たちの家に住むためのお金を借りることができます。
- セカンドハウスローン: これは、生活のための家ではなく、別荘など「今は住まない家」を買うときに使うお金です。例えば、週末に訪れる別荘や将来のために購入した家などが該当します。
- 金利の違い
- 通常の住宅ローン: 住宅ローンは通常、低い金利でお金を借りられる傾向があります。なぜなら、住宅は重要で、多くの人が必要とするものだからです。
- セカンドハウスローン: 一方、別荘などのセカンドハウスを購入する場合、金利は通常、高めに設定されます。これは、セカンドハウスを買う人たちの中には、お金に余裕のある人が多いためです。
要するに、通常の住宅ローンは、自分たちの家を買うためのお金で、低い金利で借りることができます。
一方、セカンドハウスローンは別荘など、現時点では住まない家を買うためのお金で、
金利は通常高めです。
別荘は、週末や季節の休暇に利用されることが一般的です。
一般的に自然に囲まれた田舎や山間地域に位置しています。
これは都市の喧騒から離れ、自然の美しさや静けさを楽しむために使用されることが多いことを意味します。
つまりセカンドハウスが「生活に必要なもの」であれば、
別荘は「日々の生活から現実逃避をするための場所」という事になります。
自然とのつながりを強調することが別荘の特徴であり、
緑に囲まれた場所でアウトドア活動やリラックスを楽しむために選ばれます。
別荘に関しても、メリット、デメリットがありますので、
そちらに関しては関連記事を参照してみてください。
【デメリット】リゾート物件を購入するデメリットを解説します。 【不動産屋が解説】リゾート物件を購入するメリット10選セカンドハウスと別荘の違いをまとめると以下の通りになります。
- 用語の違い:
- セカンドハウス: “セカンドハウス” は、単に「第二の家」という意味で、主に別荘や別の住宅を指します。これは、元々の住宅(通常の住宅)とは異なり、別の場所にあることが多いです。
- 別荘: “別荘” は、通常、リゾート地や自然環境の美しい場所に建てられた、休暇やリラックスのための家を指します。別荘は、都市部から離れた静かな場所に位置することが一般的で、自然に囲まれていることが多いです。
- 用途の違い:
- セカンドハウス: セカンドハウスは、”第二の家”のように都内で借りる事が多いです。
- 別荘: 別荘は、主に休暇やリラックスのために使われ、通常は定期的な休暇や週末を過ごす場所として所有されます。別荘は通常、自然や景観を楽しむための場所として設計され、永住するためには適していないことが多いです。
- 場所の特性:
- セカンドハウス: セカンドハウスは、通勤、通学の役に立ちます。一か月に1度は訪れる場所に建てる事が多いです。
- 別荘: 別荘は、自然環境に囲まれた場所に建てられ、静かな環境や美しい景観を楽しむための場所として選ばれます。
要するに、セカンドハウスは第二の家であり、生活のために使われることがある一方、
別荘は主に休暇やリラックスのために使われ、美しい自然環境に位置することが特徴です。
別荘と違い、セカンドハウスは生活必需品であり税制優遇があるため、お得に購入することができます。
しかし、特別なルールが多数あるため、しっかりと確認をしてルールの把握をする必要があるので、
注意してみてください。